三菱ケミカル 2018
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高品質なモノづくりは、原料の原料から。PAN系炭素繊維の基礎原料となる、アクリロニトリル(AN)モノマーから製造しています。モノマーANモノマーを重合(高分子化)させるとポリアクリロニトリル(PAN)となります。PANを紡糸することでプレカーサーと呼ばれる長繊維を製造しています。原料繊維のムラが、炭素繊維の品質を左右します。プレカーサープレカーサーを焼成し、炭化させることで炭素繊維となります。軽く強靭なその性質により、自動車・航空宇宙・風力発電・スポーツなど様々な分野での採用が広がっています。CF炭素繊維を成型物に加工するためには、マトリクス樹脂を含浸させる必要があります。様々な樹脂を開発し、炭素繊維との最適なマッチングを探求し続けています。レジン炭素繊維を引き揃え、マトリクス樹脂を含浸させてシート状に加工します。これをカーボンプリプレグシートと言います。成形・加工性に優れ織物(クロスプリプレグ)や金属線を使用した物もあります。プリプレグ様々な種類のプリプレグはそれぞれのパターンに切り出され、鉄の芯棒に巻き付けられて硬化炉へ。ゴルフシャフトに成形され、厳しい検品体制を経て世界中のゴルファーの元に届けられています。ゴルフシャフト5

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